g,s diary

不登校→山村留学→DQN→公務員→青年海外協力隊員

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 まず、僕の話をしよう。

僕はいま、公務員だ。18歳で公務員試験を受けた。

そして19歳から夜間で大学に通い、今年23歳で卒業。

そしてこれから休職をし、国際ボランティア活動をする予定である。

 

...というと無茶苦茶聞こえが良い。

しかし、蓋を開ければ、、、とんでもない。少し自分を遠い視点から眺めてみよう。

 

 小さいころは、おでぶちゃん。学校に行ったり行かなかったり。

そしてそのまま、中学生になり、彼は現状から逃げ出したい。

家族の前では大威張りのおでぶちゃんは海のきれいな島へ山村留学を決意。

しかし、待っていたのは厳しい寮生活。そこでもおでぶちゃんはたくさん痛い目を見る。

 

 気づけば、寮生活、そして母なる海のおかげにより、おデブちゃんはスマートに。

 

 そして、中学を卒業後、痩せて自信をつけた彼は、地元へ帰る。しかし、そこでも鼻が折れる。寮生活の家族のような関係に慣れた彼はとてもとても大きな学校にはなじめなかった。勉強もスポーツもうまくいかず。認識されず。深く傷つく。

 

 そして彼は注目を求めてチンピラになった。オールバックに太いズボン。合言葉は

「なに見てんだよ。」

 強くもないのに、群れて必死に虚勢を張る。

成績は学年最下位。

今思い出しても痛い痛い。

 

 いつのまにか卒業が近づく。気づけば回りは進学を決める。

その中でも彼はプライドを捨てられない。どうにか自立がしたい。

 

 そんな中で彼の大好きな祖父が亡くなる。

金髪で病室に行った彼にかけた祖父の最後の言葉は

「お前は俺の宝物。」

彼は泣く。

そして、宝物に相応しい自分を目指すことを決める。

 

 そこで彼は彼の中で考える偉大な仕事、公務員を目指すことを決意する。

 

 それからは必死に勉強をする毎日。悪い仲間を振り払って、使わずに錆びきった頭を回して。

そして彼はとうとう公務員になる。

 

しかし当然、まともな高校生活から逃げていた彼を待ち受けていたのは、(続く...