g,s diary

不登校→山村留学→DQN→公務員→青年海外協力隊員

history 2

彼は公務員になった。

しかし公務員といっても学校の事務や税金、土木関係や医療関係などなど
業務は多岐にわたる。

その中でも彼は水道局で働くことが決まる。
部署は料金課。水道料金を支払ってもらうための業務だ。

そこから彼の苦痛の日々が始まる。
彼は窓口に配属されたのだが、
窓口に来る来客者に罵詈雑言を浴びる毎日。

なぜなら、電気、ガスは止まっても水道は止まらないとまで言われるようにライフラインとして最低限、かつ一番金額も安い。それが支払えない。つまり客層が粗いのだ。
  そこに、高校時代まともな相手とコミュニケーションを取らず、敬語もろくに使えないような彼は配属された。当然さらに反感を食らう。

  そんな毎日の中で、研修が始まった。彼は一時的にもその環境から解放されることを喜んだ。

 しかしその喜びはつかのまに終わる。
研修でも彼はたくさんの恥を掻く。
まず、講師が投げかける言葉の意味がよくわからない。
  研修の中で多く討論があるのだが、質問の意味がよく分からないのだ、まともな発言など出来るわけがない。

とんちんかんな答えを返し、苦笑を引き起こし、傷つきながら彼は考える。
「なんで、自分だけこうもわからないのか。年齢?知能?

そして彼は気付いた。
同期には圧倒的に大卒が多いのだ。
つまり討論や講義の経験である。
対比として大卒とそれ以外は9:1にも満たない。
「もっと勉強をする必要がある。」
それも形だけの勉強ではなく、なにが必要でなにが必要ないか、働きながらの限られた時間で考える必要がある。

彼は夜間で大学に行くことを決めた。
(続く...

history 1

 まず、僕の話をしよう。

僕はいま、公務員だ。18歳で公務員試験を受けた。

そして19歳から夜間で大学に通い、今年23歳で卒業。

そしてこれから休職をし、国際ボランティア活動をする予定である。

 

...というと無茶苦茶聞こえが良い。

しかし、蓋を開ければ、、、とんでもない。少し自分を遠い視点から眺めてみよう。

 

 小さいころは、おでぶちゃん。学校に行ったり行かなかったり。

そしてそのまま、中学生になり、彼は現状から逃げ出したい。

家族の前では大威張りのおでぶちゃんは海のきれいな島へ山村留学を決意。

しかし、待っていたのは厳しい寮生活。そこでもおでぶちゃんはたくさん痛い目を見る。

 

 気づけば、寮生活、そして母なる海のおかげにより、おデブちゃんはスマートに。

 

 そして、中学を卒業後、痩せて自信をつけた彼は、地元へ帰る。しかし、そこでも鼻が折れる。寮生活の家族のような関係に慣れた彼はとてもとても大きな学校にはなじめなかった。勉強もスポーツもうまくいかず。認識されず。深く傷つく。

 

 そして彼は注目を求めてチンピラになった。オールバックに太いズボン。合言葉は

「なに見てんだよ。」

 強くもないのに、群れて必死に虚勢を張る。

成績は学年最下位。

今思い出しても痛い痛い。

 

 いつのまにか卒業が近づく。気づけば回りは進学を決める。

その中でも彼はプライドを捨てられない。どうにか自立がしたい。

 

 そんな中で彼の大好きな祖父が亡くなる。

金髪で病室に行った彼にかけた祖父の最後の言葉は

「お前は俺の宝物。」

彼は泣く。

そして、宝物に相応しい自分を目指すことを決める。

 

 そこで彼は彼の中で考える偉大な仕事、公務員を目指すことを決意する。

 

 それからは必死に勉強をする毎日。悪い仲間を振り払って、使わずに錆びきった頭を回して。

そして彼はとうとう公務員になる。

 

しかし当然、まともな高校生活から逃げていた彼を待ち受けていたのは、(続く...

Hi.

はじめまして。ごんといいます。

見ていただきありがとうございます。

これからブログをはじめます。

詳細はこれからお話させていただくのですが、

これから僕は、国際ボランティアで10月からソロモン諸島へ行きます。

今に至るまでの遍歴、そしてこれからの経験に

思いをこめて文章を書いていきたいと思います。